緊張型頭痛
慢性頭痛の中で最も多いのが緊張型頭痛です。
頭の周りを”ギューッ”と締め付けられる様な鈍痛が30分~1週間程続きます。
女性に多く見られ、首・肩こりの原因とされています。
<症状の特徴>
・圧迫感、締め付け感、頭が重い
・拍動性、光過敏、吐き気などの症状はない
・後頭部、側頭部、前頭部の両側が痛むことが多い
・首・肩こり、目の痛みを伴う
・お風呂に入ると楽になる
<原因>
・筋肉の過緊張
・姿勢の悪さ(上位交差性症候群、下位交差性症候群)
・PC、スマホなどの使用での姿勢の悪さ
・目の疲労と刺激
・睡眠不足
・精神的ストレス
<施術>
・筋緊張の改善
後頭下筋、頭板状筋、側頭筋、胸鎖乳突筋を緊張が最も感じられる方向へ持続押圧を加えて、過緊張した筋を弛緩させます。
・背中が丸く猫背で首が前方へ突き出している姿勢の人は、まず姿勢を改善させることが重要です。
骨盤、胸椎、頸椎の矯正をまず最初に行います。
いくら自分で正しい姿勢を心掛けて実践しようとしても出来ない人も多くおられます。そのような人は、まず骨格の矯正や筋肉を柔らかくほぐしてもらってから、正しい姿勢を試みてください。それまで正しい姿勢が逆に辛かった人も正しい姿勢が楽に出来る様になります。
当院では緊張型頭痛の改善にはカイロプラクティック、グラストンテクニックが大変有効な施術として行っております。
カイロプラクティックが緊張型頭痛にとても効果的であると世界の多くの研究で実証されています。
<セルフケア>
・首~肩を温める(お風呂、ホットパック)
・ストレッチ・体操などで血行を良くする(首・肩・肩甲間部)
・睡眠をしっかりとる
・ハーブティーやハーブをお風呂に浮かべてリラックス(ラベンダー、ローズマリー、シソ、カモミールが頭痛を和らげる)
・深呼吸(腹式呼吸)を1日数回行いリラックスする
・ホットタオルなどで目を温める(長時間、PC・スマホを連続して見ない、30分に1度は休憩する)
・左右バランスよく噛む事、片側だけで噛むクセをなくす事